台湾版が発売されました

先日、編集部より「ミスティック」一巻の台湾版の見本誌をいただきました。HJ文庫はわりと積極的に海外にも展開しているそうで、拙作のほかにも色々と翻訳・出版されているそうです。台湾版はこんな感じの本です。

判型はHJ文庫よりひとまわり大きくて、A5版ですね。ロゴや全体のデザインはオリジナルによく合わせられています。この写真だとわからないですが、タイトルロゴなどはちょっと盛り上がるように印刷がされています。また本文ページも全ページに表紙イラストがあしらわれていたり、特殊加工しおり(表面が虹色に光る加工が施されている)がついていたりと、装丁としては日本の文庫よりちょっと豪華です(笑)。文庫というよりコミックという印象のほうが強いかな。

『ミスティック・ミュージアム』は中国語に訳して『神秘博物館』。わりとストレートな翻訳でした(笑)。森井先生のお名前はひらがながそのまま書かれているなど、作品名や作者名といった固有名詞は日本語がそのまま使われているようです。私の名前は漢字なので、その点では楽だったようですが。

ちなみに本文はまったく読めませんでした(笑)。いや、おかしいな、元は私の文章のはずなのに……。高校・大学とちょっと中国語をかじった時期もあるのですが、そんなもんまったく役に立ちませんでした。ちなみに私は中国に修学旅行に行った際、数字の発音すら通じなかったという過去を持ちます(汗)。ただ漢字の意味を拾っていけば、どのシーンかくらいは見当が付けられますね(そりゃ作者なのでだいたいの内容覚えてますし)。

キャラクターの名前はカタカナなので、当然ながら漢字に音訳されています。ダドリーが杜徳里(徳の字は正確にはちょっと日本のものと違う)、アルダが愛達かな。パニッツィの字は日本語にはないもののようです。そういえば私は台湾の出版物というのをはじめて見ましたが、文法も日本とは違うのですね。日本の文法では、地の文は行頭一時下げ、カギ括弧で始まる文は一文字目から表記しますが、台湾ではどちらも行頭は二文字下げです(会話文か否かの区別がない)。あとは句読点がマス目の中心に打たれていたりとか。こういう部分も比較すると面白いですね。

自作が翻訳されたものを見るというのはなかなか面白いものです。私の中国語の能力は上記の通りなので(汗)、ちゃんと読めたらもっと楽しかったのかも。海の向こうの国でも拙作を楽しんでくれる方々がいることを祈りつつ。

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