British Libraryのバレンタイン・その後

先日この雑記に書いた、「大英博物館に本の修繕代の寄付をしよう」キャンペーンですが、公式サイトからぽちっと寄付をしたところ、無事にその証明書が届きました。「海外からの送金の場合は、けっこう時間かかるから待っててね」と公式サイトの説明に書いてあったので、数ヶ月単位だと思っていたのですが、思いの外早かったです。まあ考えてみたら、クレジットカード処理なのですから、国内と国外でそう処理が変わるわけはないのですな。

(以下、クリックで写真は拡大されます)

海外からエアメールをもらったのなんてこれがはじめてですよ。ちゃんと「ロンドン」と書いてあるだけでちょっと感動する純日本人です。ちなみに宛名は手書きで書いてありました。英米式の住所の記法に慣れていないので、正しいのか不安だったのですが、無事に届いたからよし。

で、これが証明書です。割と綺麗な印刷ですが、紙自体はけっこうぺらい(笑)。封筒には「Please do not bend」(折り曲げ厳禁)と書いてあったのですが、ちょっと折れてしまってますね。長旅の中でちと乱暴な扱いをされたようです(笑)。この証明書のポイントは、寄付者の名前と寄付をした書名を個別に書いてくれるところです。

ちゃんと「Miyako Fujiharu」と書いてありますよ!(笑)もちろん手続きは本名でしましたが、証明書に記入する名前は別途指定することができたのでした。(私みたいなパターンを想定しているから? 笑)ちなみに寄付金額によって特典が違っていまして、最低限だとこの証明書しかもらえませんが、上のランクでは館内を個別に案内して貰えたり、名前を館名簿などに残してもらうことができます。さすがにそこまでは手が出ませんでした……なにしろ現地まで行けないし。最低ラインでは25£、現在のレートで三千円強といったところでしょうか。なにしろ現在ポンド安なので。ただ海外送金なので、手数料が馬鹿になりませんでした。

寄付をする本は、「Eminent Victorians」を選んでみました。日本でも翻訳が出版されています:『ヴィクトリア朝偉人伝』。どうせだから小説に近い内容のものを選びたかったので。選べる本は色々なジャンルがあり、シェイクスピアからレシピ集まで揃ってました。

あとは、クレジットカード支払いがいつの時点のレートで行われるか、びくびくしながら待つのみです(笑)。これが変動相場の恐ろしさか……。

余談というか解説というか、大英博物館と大英図書館の関係について。ヴィクトリア朝時代は「ミスティック」本編に書いたとおり、大英博物館のメインは図書部門だったのですが(館長を主任司書と呼ぶことしかり)、1972年に大英図書館法が成立したことにより、1973年、大英博物館図書館や他いくつかの図書館を統合して大英図書館が発足しています。なので、基本的には図書部門が分離独立したものだということですね。現在、国内で発刊された本は大英図書館に納本することが義務づけられていますが(日本においても国立国会図書館への納本制度があります)、これに尽力したのもまたパニッツィだったりします。まあ、このへんは説明すると長くなるので割愛。

こんなわけで、ちゃんと大英図書館に寄付もしたことなので、大英博物館および図書館の関係者の方々、拙作を読んでも怒らないでください(笑)。

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