Wineはまだ渋かった

先日はFirefox3が発表された日でしたが、その裏でこんなものも出ていました。
Wine 1.0
Intel Mac上でWindows用のソフトを動かそうというプロジェクトです。なんでも十五年もののプロジェクトだそうで、ある意味でFirefox3などより よほどいわくがありますが、一部でしか話題になりませんでした。まあ、需要の問題でしょう……。これがあればWindows OSは必要なく、ただでWindows用のリソースを使えるという代物です。
これをベースにした商用ソフトにCrossOver Macなどもありますが、やっとこさ、本家本元がバージョン1.0となったので、いそいそと試してみました。以下、その覚え書きです。なお、私の環境は leopardなので、その他の環境についてはわかりません。ご了承ください。

(1)XCodeをインストールする。
Appleの公式サイトからXCodeを落としてくる、もしくはOSのインストールディスクからインストールします。公式サイトからは、ADCのアカウン トを持っていないとダウンロードできません。ちなみにファイルサイズが1GBくらいあるので気長に待ちましょう。……しかし、1GBのファイルをオンライ ン経由で探す時代になったんですねえ……(しみじみ)。

(2)XQuarzをインストールする。
Wineを動かすにはX11が必要です。X11は最初からインストールされているのですが、それを最新版にアップデートしておきます(まあ、非公式なものなんですが……)。ここからXQuarzの最新版を落としてインストールしておきましょう。

(3)Wineをインストール。
WineはTerminalから作業を行います。コマンドは以下。

$ curl -O http://ibiblio.org/pub/linux/system/emulators/wine/wine-1.0.tar.bz2
$ tar xjf wine-1.0.tar.bz2
$ cd wine-1.0
$ CFLAGS=”-I/usr/X11/include -L/usr/X11/lib” ./configure –with-x
$ make depend && make
$ sudo make install

コンパイルにはけっこう時間がかかりますが気長に待ちましょう(笑)。

(4)PATHを設定する。
以下のPATHを設定しておきましょう。

export LD_LIBRARY_PATH=/usr/X11/lib

Terminalの設定ファイルに書き込むなり、実行するなり。

(5)起動を確認してみる。
インストールしたWineを実行するコマンドは以下。

$ wine <実行ファイル名>.exe

インストーラなどがある場合も同様です。

$ wine winecfg

を打ち込むと、Wineの設定画面が立ち上がるので、インストールが成功したかどうかをチェックするにはこれを実行してみるのがいいかと。

……とまあ、ここまでは、私の環境では問題なくいきました。しかし何かを導入しようとする際、まず問題となるのが日本語入力で(面倒なんですよ、これ。本当に)、今回もその問題に行き当たりました。

kinput2.MacImという、X Window上でもMacのインプットメソッドの利用を可能にする(……でいいんだよな)ソフトがあるのですが、それが現状、leopardには対応していません。MacPorts経由でインストールを試みましたが、その旨が表示されました。
仕方なしに、kinput2とcannaという日本語入力ソフトの導入を試みましたが、これは私ではどうにもうまくいかず。ウェブ上にいくつかチュートリアルはあるので、誰か挑戦して私に教えてください(汗)。

今までのやり方は、だいたいこのページを 参考にしています。ここの記述ではkinput2.MacIMを利用しているようなのですが……どうして動いているんだ?(汗)書かれているのと同様のや り方(MacPortsなどを利用せず、直接インストールしている)も試してみましたが、私の環境ではエラーが出ました。謎だ。

というわけで、現状では直接の日本語入力はかないませんでしたが、コピーアンドペーストは可能です。なので、日本語を入力したい場合は、Mac上のウィンドウで書いてからコピペするという形になりそうです……。とりあえずソフトのアップデートを待とう。

ちなみに実行画面はこんな感じです。

これが実用に耐えるかというと、まだちょっとわかりませんが。ただMac上でWindowsが動くというのになんとなくわくわくします(笑)。だったら Win使えよという説もありますが、私はMacの画面が好きなんだ!(笑)普段は文字だらけの画面とにらめっこしているので、画面に少しでも潤いが欲しい のです。

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