黒き河を往け

キャラクター一覧

ラウディ・チャリオット
 男、26歳。チャリオット探偵事務所の所長兼唯一の所員。黒髪と緑の瞳を持つ。中性的な顔立ちの美男子だが、ぼさぼさの髪とよれた服で相手にだらしない印象しか与えない。いつもだらけて居間の暖炉の前に陣取っている。
 探偵として<術式>、その中でも<追跡>という術をよく用い、振り子でもって捜し物を見つけ出す。振り子の下に地図や見取り図を敷くことでものの位置を言い当てる。ただし<追跡>とて一定の確率でしか成功しない術である。
 結婚しているが、三年前に突如として妻が失踪したという過去がある。今もその心の傷を抱え込んでおり、彼のだらけた態度はそれを覆い隠すためという面がある。
シルーズ・シェル・カティオ
 女、10歳。ラウディの姪(姉の娘)であり、新大陸に両親が旅立ったため探偵事務所に居候している。赤毛と赤い瞳をもつ商魂たくましい十歳児。だらけたラウディを叱りとばすことを日課とし、貧乏の家計をやりくりしている。事務所での仕事は応対とお茶くみだが、依頼が来ることをラウディより楽しみにし、話し合いの場にも居座ろうとする。
 探偵や術者としての能力はまったくない。辛うじて読み書きができる程度の教養しかないが、勘は悪くない。
ドミニオン・イル・アバーライン
 男、37歳。首都警察本部・犯罪捜査部に所属する警部。名門の出身で大学出だが、約束された将来を蹴って警察に飛び込んだ。騎士の末裔としての誇りを持ち何事にも厳しいため、『現代の騎士』のあだ名を持つ。見た目は大柄でいかつい強面、子供なら逃げ出しそうな風貌である。本人は見た目に気を遣っているのだがそれがあまり功を奏した場面はない。
 警官として無能なわけではないが、良くも悪くも杓子定規で型どおりの捜査しかやらないためたびたび煮詰まってしまう。<術式>というイレギュラーな手段を用いるラウディと相性がいいはずはないのだが、腐れ縁でよく一緒に捜査をする羽目になる。
エリザベータ・アルバトス
 女、70歳過ぎ。街の片隅で占いを商う老婆、しかしその実の姿は凄腕の情報屋。<占い師《フォーチュンテラー》>という二つ名を持つ。独自の価値観を持ち、金ではなく「面白そう」な事件に食いついたりする。元はラウディの師の知人であり、ラウディも彼女の機嫌を損ねないように世話になっている。<追跡>を用いるラウディにとってはある意味生命線とも言える存在である。
ダン・バレット、メルローズ・バレット
 事務所の近所にあるパン屋の父娘。チャリオット探偵事務所はたびたび安値でパンを譲ってもらっている。
 
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